リスニング力を上げる方法
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こんにちは、平井です。
年末、入院中の94歳の祖父のお見舞いに行ったのですが、知らないうちに総入れ歯になっていて、しかも寝ていて入れ歯を外していたため、祖父の言っていることがほとんど分かりませんでした!
それでも、家族みんなでよーく耳を澄ませて集中して聞くと、ちょっとだけ単語の端々なら聞き取ることができました。そして、それを手がかりに、「多分この話をしているんだろうな」というのを想像して、会話をしていました。
数分後、入れ歯を装着した祖父の滑舌のよさと言ったら!!最初から入れてくれればよかったのに(笑)
さて、話は変わりますが、今日のブログのテーマは「リスニング力を上げる方法」です。
ここ最近、何人かの受講生とお話をする中で「リスニング力ってどうやったら上がりますか?」という質問がありました。
その時に一つの方法としてお伝えしたのが、「全部を聞き取ろうと思わないでいいですよ」ということでした。これって、実は、さっきの祖父のお見舞いの話と似ていたりします。
相手の言うことを聞き取るには、いくつかのポイントがあると思います。
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状況・話の流れ
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知識(語彙力・文法力)
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想像力
リスニングを成功させるには、この3つを駆使することが大切で、その第一歩として、まずいくつかの単語や文をキャッチできれば突破口が開けます♪
今朝のKevin講師とMarcus講師とAdrienne講師が話していた時、横にいた私はpunishment(罰)という単語が聞こえてきました。この単語から想像して、最初は事件とか裁判みたいな話かな~と思ったのですが、次に聞こえてきたのがmy momでした。ということは、母+罰=なんか悪いことした時の話かな?と思って聞いていたら、scolded(しかられた)という単語が出てきました!決定打でました!これで間違いないぞ~
ここでようやく、3人が「小さい時どんな風に親に怒られたか」という話をしているというのが分かり、話に入っていけました。Kevin講師は板で、Marcus講師は棒やフォークで、Adrienne講師は睨みで、それぞれ怖い思いをしたそうです。すご~~~
「全てを聞き取れないと理解できない」と思ってしまうと、ちょっと聞き取れなかっただけで、そこでひっかかって頭が会話から置いてけぼりになってしまいます。私は昔そうでした。
実際の会話では、文法上あるべき単語がほとんど聞き取れないこともよくあります。Notの短縮系n’tとかisとか短い音は特に。ですので、本当は相手の言っていることを全て聞き取るというのはかなり難しいです。
リスニングが苦手~という方は、もう少しリラックスして、聞き取れたところを手がかりに、自分の知識と想像力で聞き取れなかったところを埋めていくようなイメージでやってみてはいかがでしょうか^^
もちろん、より多くのことを理解できるようになるためにも、日頃からたくさん英語を聞いて、単語がどう聞こえるのか(自分が思っている音と実際の音のギャップ)を確認して、文法や語彙をしっかり勉強することが必要です。それぞれの力がつけば、想像力の幅も広がり、精度も上がり、聞き取ったことを正確に文字に起こせることだってできるようになります☆
リスニングのことで質問がある方はいつでもスタッフにお尋ねください♪