小説『1984』は未来を予見していたのか?
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こんばんは、平井です。
みなさん、小説『1984』(ジョージ・オーウェル)のことをご存知ですか?
実はFCC文庫にもあるのですが、今日Jonathan講師と話していて初めて内容を知りました。
この本、実は1984年ではなく、もっと昔の1949年頃に書かれたものだそうです。
この本の中では、核戦争の後に、世界がそれぞれ異なるイデオロギーを持つ3つの圏に分かれたことになっています。Wikipediaの説明を参考に説明すると
●オセアニア:物語の舞台になる第三次世界大戦後の超大国。イデオロギーは少数独裁制。かつての英語圏を中心とする地域を領有する。
●ユーラシア:旧ソ連をもとに欧州大陸からロシア極東にかけて広がる。イデオロギーはボリシェヴィキズム=暴力革命を主張し、徹底した中央集権による組織統制が特徴。
●イースタシア:旧中国や旧日本を中心に東アジアを領有する。どの国も一党独裁体制。イデオロギーは「死の崇拝」あるいは「個の滅却」。
調べたところ、この本が書かれた時代はちょうど中華人民共和国の設立が宣言されたくらい。中国が今のような大国になるということを、どのくらいの人が予想していたんでしょうね?
Jonathan講師は、2016年の現状と似ていると言っていましたが、皆さんはどう思いますか?
政治体制の話が中心なのでちょっと難しいかもしれませんが、興味のある方はぜひFCC文庫から借りてみて下さいね^^(青レベルです)
※Daniel講師が、似たような話(社会体制批判)で『Animal farm』という小説がおススメだそうです