英語のスピーキング力アップのために
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こんにちは、阿津坂です。
先週の土曜日に、恒例の留学生と交流する「Speaking☆Cafe」があったのですが、
その時にアメリカ人のメーガンさんとちょっと話していて、ふっと「これはスピーキングをスムーズに行う上でのヒントになるのではないか」と思ったことがあったので、ご紹介します。
メーガンさんも私も猫好き。猫の話で少し盛り上がったのですが、私が「新しい猫は、好意で猫を保護して世話している方からもらい受けた」と言おうとしたのですが、「もらい受けた」という単語がとっさに分からない。
じゃぁ、代わりに何と言ったかというと
”I looked for it on the internet."
全然ちがうじゃ~~~~~~~ん!!
という声が上がるかもしれませんが、これで良いのだと思います。
何が良いのか?
要は「好意で猫を保護している方からもらい受けた」というのは、「ペットショップで買ったのではない」と言いたかったわけです。
もうちょっと正確に伝えるには「I looked for a can on a charity site.」と言えば良かったかな、とは思いますが、とにかく「ペットショップから買ったのではない」ということはメーガンさんに伝わったと思います。
何が言いたいかというと、外国語で話す時は「枝葉末節にはこだわらず、伝えたいことの中心部分が伝えること」を常に意識する、ということです。
日本語で話すなら、「いや、インターネットで探して、好意で猫を保護して世話をしている方からもらい受けたの。」なんて言葉は何のためらいも出てくると思います。
でも、これを英語で伝えようとすると、ちょーっと一苦労。考えている間に時間はあっという間に過ぎてしまい、妙な間が空いてしまいます。すると「あ、なんか言わなきゃ!」ってことで、焦ってしまいさらに言葉が出なくなる、という悪循環に。
残念ながら、英語で話す時は、日本語で話す時ほどスムーズに、表現豊かに、詳細にわたって、話すことができません。(←ぜひできるように頑張ってくださいね ^^♪)
なら、どうするかというと、「枝葉末節は、ばっっっっっっっさりと捨て去って、とにかく伝えたいことの中心となることを伝える」ということです。
なので、実はcharity siteでもなくて、「地域のあげます・譲ります」のサイトで見つけたんですが、またこれを考えるのも手間。なので、そういう時は「charity site」と言っちゃう。もちろんすぐに「classified ads site」という表現が出てくる人はそれを使えばいいと思います。
そこはもう柔軟に、言える範囲のボキャブラリーを使って、中心となることを伝える。
これを押さえれれば、スムーズなコミュニケーションが容易になってくると思います。そして、ある程度スムーズにやり取りができると自信も付きますからね♪
ちょっと前のチャットルーレットでも、間の休憩時間に、参加者の1人から「由来ってなんて言うんですか?」と聞かれたので、何を聞きたいのか尋ねてみると「バンドの名前の由来はなんですか?」と聞きたいのだそう。
「由来」自体は”origin”と言えそうですが、この場合には当てはまらず。
で、name after something=「somethingにちなんで名付ける」という表現を使って、
What is the band named after?
というのはどうですか?と提案したのですが、それで正しいのか、自然なのかが分からない。
なので、最終的には
・What's the story behind the band's name?
・Is there any story behind the band's name?
と私だったら言う、とお伝えしました。
「”バンドの名前がどういった理由で名付けられたのか”を聞く」というのが目的なので、「由来」が分からなくて「由来」という言葉にこだわるより、いっそ全然違う表現に持っていく、っていうのがオススメです。
そうは言ってもそんなすぐに別の表現が浮かばない!
ってこともあると思います。そこは日本語の能力や、普段からシンプルな表現をいかに口に出しているか、がカギになってきます。
ぜひぜひレッスンで学んだ表現を音読してくださいね。
その表現を、授業で学んだのと全く同じシチュエーションで使わないかもしれませんが、意外なところでひょっこり使うかもしれませんから。
シンプルでいいので、いろんな表現をすぐに使えるようにしておく、ストックしておく。そのための手段として音読は効果的なので、ぜひやってみてください~♪