天皇退位?のニュース
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こんばんは、平井です。
今月は天皇退位(?)のニュースが話題になっていますね。
FCCが購読しているJapan Timesでも、もれなくトップページで取り上げられていました。
数日続いたこの話題に関する記事、キーワードとして目に留まったのが "abdication"という単語でした。意味は、「退位」だそうです。動詞はabdicate
★ここでちょっと「辞める」を意味する英単語をまとめてみましょう
abdicate:王位などから退く、権利などを放棄する
resign:辞職、辞任する
retire:特に年齢や定年で退職する
辞書や新聞にはabdicateの言い換え表現として"renounce the throne(王座を放棄する)"が載っていましたよ。
*renounceはTOEICでも出てきていたので、TOEIC勉強中の方はぜひここで覚えてしまいましょう^^
さて、昨日帰りの電車の中でコピーしたJapan Timesの新聞記事を読んでみました。
このニュースに対する世間の一般的な感想としては「天皇のご体調、ご年齢を考えると、ご意向を尊重するのがいいのでは」というのが大半なようです。
では、何が一体問題なのかというと、記事によると「今の憲法、そして皇室典範では、『天皇が自ら辞めるという意思』は考慮に入れられておらず、天皇は、死ぬまで在位することが義務となっている」
そして、憲法学の教授曰く、もし天皇が自ら退位することが認められた場合、今の制度に関して多くの難しい問題が出てくるとのことです。例えば
「もし、天皇がこれ以上働きたくない、もしくは単純に疲れたからという理由で公務を拒否された場合どうなるのか?誰が統治するのか?」
う~~む、なるほど。あまり考えにくいケースかもしれませんが、そういうことも想定して議論をしないといけないわけなんですね。。。
「日本では皇室や天皇のことをどう考えているの?」なんて質問を講師から投げかけられた受講生もいらっしゃるようです。
何て答えましょう。。。?
このニュースに興味のある方は、ぜひロビーのテーブルにある新聞をご覧下さい。もしくは、同じ皇室制度があるイギリス人講師に聞いてみるのもおもしろいかも。
新聞記事はハードルが高そう~と思われる方もいらっしゃいますが、知っている話題であれば分からない単語が出てきても「たぶんこういう意味だろうな」と推測がつきます。また、同じ意味の単語や表現で言い換えをしていることも多いので、ボキャブラリーの勉強にも使えますよ。
初級Ⅱ以上の方は、少しずつでいいので新聞を読むことにもチャレンジしてみて下さい♪