渡米仲間と44年ぶりに会う
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今、私は英会話学校を運営していますが、本当の夢は牧場を作って、乳牛たちとのんびりした生活をすることでした。
19才の夏、日本一の牧場主・町村敬貴さん(当時85歳・江別市)を訪問し、牧場づくりの基本を教わりました。
町村さんは、明治時代に10年間もの長期に亘って、アメリカの一流牧場で研修をされた私の憧れの人でした。
町村さんから強い影響を受けた私は、アメリカで本格的に牧場の勉強をすることを北海道から帰りの汽車の中で決めました。
農作業の合間に英会話を勉強、国の試験に合格し渡米決定。
1970年9月渡米 - ネブラスカ大学で畜産学 アイダホ州のポテト農家 ワシントン州の開拓牧場 飛行機とバスで米国横断旅行
1972年9月帰国 - 牧場を諦め、大分で英会話の会社に入社
1984年9月 - 福岡で英会話学校・FCCを創立
実は、1月30日にアメリカ研修に行った仲間の集まりが熊本でありました。
約20名、44年ぶり、帰国後初めて会う人達ばかりでした。
仲間の年令は65才以上が大半で、私も含め高齢者です。
話題は、米国当時の思い出から、近況報告まで。
久し振りに農業の話題、しかも第一線でバリバリ活躍中の仲間の話を聞くことが出来、大きな刺激を受けることができました。
私は近況報告で、開拓牧場の経験があったから、大分から福岡に移って開拓者になって一人から英会話学校を創ることできたことを話しました。
あの厳しい大自然の中で、多くの開拓仲間たちが脱落する中にあって、最後まで諦めずに開拓をやり遂げ、州を代表する牧場を築き上げた老牧場主。
その牧場で過ごした1年半、私は老牧場主から多くを学ぶことができました。
牧場の夢が、英会話に変わってしまいましたが、夢を実現させる為の基本は牧場であっても、英会話であっても同じだと思います。
宴会の席で、農業に打ち込み、素晴らしい経営をしている仲間たちに、私の分まで農業で頑張って欲しい、私は英会話の分野で日本有数の英会話学校創りに取り組む、お互いに頑張ろう、と固い握手をしました。
44年ぶりに会った面々、深い友情を感じることができました。