福岡の英会話スクール まじめで厳しいFCCスタッフブログ

FCCの裏舞台をお見せします♪「FCC behind the scene」

なぜ日本人は英作文が苦手なのか?

こちらのWebサイトは移転しました。

こんにちは、平井です。

 

今日は外はかなり暑いようですね~。

受講生を見ると、早くも扇子片手に汗をふく方、ノースリーブの服を着ている方が…!

 

さて、いよいよ来週から新企画が続々始まります。

 

私は「英語日記セミナー」と「FCC文庫セミナー」を担当します。

 

このセミナーをすることが決まって、4月からちょこちょこ資料を探したり本を読んだりして「どんな内容にしようかな~」と考えてきました。

 

その中で、一つ役に立ちそうな本を発見。amazonのレビューも高かったので、購入してみました。

 

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大井恭子著

「英語モード」でライティング

講談社パワー・イングリッシュ

 

 

著者は東大の文学部(英語)を卒業し、アメリカの大学院で学んだ文学博士(応用言語学と英語教授法)の方で、この本の趣旨は、だいたいこんな感じです。(個人的にかなり興味のある分野)

 

『日本語と英語の違い(言葉そのものから文化、思考に至るまで)』

『(上記をふまえた上で)論理的文章を書く力をつけることの大切さとそれを身に着ける方法』

 

例えば、『日本語と英語の違い』の点についてどんなことが書いてあるかというと、

①物事を見る視点、それを表現する方法がいかに違うか

②それによって、日本人が英文を作る際にどんな間違いがおきやすいか

③では、どんなことに気をつけて書いたらいいか

 

 

[例1]

私の家族は4人です→My family is four.(×)→There are four people in my family./My family consists of four people.(〇)

数学は水曜日です→Math is Wednesday.(×)→We have math on Wednesday.(〇)

 

[例2]

日本人は自宅にお客様を招いて食事を出すとき、「何もございませんが、どうか召し上がってください」と言う

この言葉をそっくりそのまま英語に直訳すると、"There is nothing to eat, but please eat it."

これを聞いたネイティブイングリッシュスピーカーは『一体どういうこと!?』となる

英語的発想に変換して、例えば" I've spent all day cooking this. There are tons more in the kitchen, please help yourself."と言う

 

 

・・・つまり、日本語の発想で直訳してしまうと、自分が本当に言いたいことが伝わらないという現象が起きる。例え文法的にミスのない文が書けたとしても、こういうことが起きる。

そしてこれは短い文章にとどまらず、まとまりのある文章(意見文、論文など)においても同じことが言える。そのため、日本人は英語を学ぶ・使う際に「日本語モード」から「英語モード」に切り替えないといけませんよ、というお話です。

 

 

で、セミナーの話に戻して・・・

 

セミナーの中では、この本に書いてあること、また、そこから得たヒントなどを織り交ぜながら、皆さんに分かりやすくためになる内容をお伝えできたらいいなと思っています。

セミナーには参加しない・できないけど、この本の内容が気になる!という方は、平井までお声かけ下さい^^

「うまく日本語から英語にできないな~」「自分の書く英語はなんだか一辺倒だな~」という悩みを抱えている方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です♪