英語での「コナレ感」を出すには
こんにちは、阿津坂です。
中級4や上級の方から受けたお悩みにこういうものがありました:「ここからもう1歩先に進めるにはどうしたら良いですか?」
中級2~3ぐらいから、日常会話はそれほど不自由を感じなくなってくるかと思います。
そこからの先をどう進めるか。
「句動詞(phrasal verb)やイディオムをもっと勉強するのはどうですか?」とご提案しています。
なぜか。難しいレベルの単語に挑戦するのも1つの手だと思いますが、そういった単語は新聞ではよく見かけるので、新聞は楽に読めるようになったりしますが、それ以外ではあまり見かけなかったりします。
逆に句動詞やイディオムを意外に知らない方が多い(自分も含めて)。
そして、上位レベルに上がった方に見かけることがあるなぁと感じるのが、簡単な会話の中に「すっごい堅い」感じのする難易度の高いレベルを使われていること。
日本語で「この前、友達との飲み会に<出席>したの」とか「そのスカートかわいい! どこで<購入>したの?」と言っているのと同じで、多分ネイティブやよく英語を使う人からすると違和感が感じられると思うのです。
それよりも、日常生活によく出てきて、かつ学習が疎かになりがちな句動詞やイディオムを極めるのはいかがでしょうか?
句動詞やイディオムはニュアンスが非常に大事なので、なかなか使う機会がピタっとハマらないといけないし、細かな違いがわかりにくいんですが、だからこそ上手く使いこなせると、非常に「コナレた感」が出るのも確かなところ。
今度の『FCCの風』の内容の事前リサーチとして、中級4と上級のテキストを平井と見ていたのですが、上級のテキストで出題されていたイディオムがありました。
その中のいくつかは
eye to eye
behind my(one's) back
at ease
get on my(one's) nerve
というもの。(答えは下に。考えてみてください~)
単語自体は難しいのはあまりないと思いますが、こういった表現を上級でも学びます。こういった表現が使いこなせるように、ということからですね。
上級の方と言わず、いろいろなレベルの句動詞やイディオムがあるので、ぜひそれらを駆使して、英語での「コナレ感」を出してみてください~♪ きっと講師から「お! なかなかやるね~」って表情が引き出されると思いますよ(*^^*)ノ
ちなみに、下は英語のイディオム「rain cats and dogs」を表したもの。
土砂降りの雨を指すそうですよ!
上記のイディオムの答え:
eye to eye: 真剣に、真心で、真摯に、わだかまりを捨てて
behind one's back: 背後に、陰で、~が見ていないところで
at ease: のんびりして、気楽に、くつろいで
get on one's nerve: 神経(シャク)に障る、腹が立つ
「頭が上がらない」を英語で何と言いますか
こんにちは~平井です。
久々に「●●を英語で何と言いますか」シリーズ。
以前の記事
今週、受講生のRさんから、「頭が上がらないって英語で書きたいんですけど、なんていいますか?respectですかね~?でもなんかそれだけじゃない気がして(´ー`)」というご質問がありました!
英語日記に、「弟は、自分の学費や面倒をみてくれた兄に対して頭が上がらない」というのを書きたいとのこと。
しばらく一緒に考えましたが、こういうニュアンスを含むものはFCCの日英ヒューマントランスレーター・Alex講師に聞いてみよう!ということに。
(みなさんもどんな表現がいいか考えてみて下さい^^)↓↓回答
今朝講師に確認したら、「そういう時は "look up to (人)" がベストだね~」ということでした。
私もrespectの言い換えでlook up toが一瞬思い浮かんではいたものの、respectとイコールの意味かな~と思って除外していました。
Alex講師いわく、look up toはrespectよりも愛情、思慕を含んだような表現だそうです。
というわけで、Rさんからのご質問の答えとしては、
He looks up to his older brother for taking care of him.(彼は自分の面倒を見てくれた兄に頭が上がらない)
余談ですが、最近話題のエンゼルス大谷選手の通訳・水原さんのことがニュースで取り上げられていました。
幼少期にアメリカに移住され、大谷選手が日ハムにいた頃に通訳募集の求人を知って30倍の倍率を勝ち抜いて合格したという方だそうです。
会見で、大谷選手が、ある記者から「水原さんはどんな存在ですか?」と聞かれ、「心強い存在です」と答えていて、それを、水原さんは"trustworthy(信頼できる)"という単語で訳していました。
きっとtrustworthyを英和で調べても心強いっていう訳は載ってないと思うんですよね。
こうやって適材適所でちょうどいい単語がすっと出てくるのが通訳さんだなぁと改めて思いました。
Youtubeで外国特派員協会での有名人の会見とかを検索すると、いろんな方の会見+見事な通訳さん達の仕事ぶりが見れます^^
興味のある方はぜひ!(^0^)ちなみにオススメはパックンマックンのパックンの会見。一人二役で日英両方で話しています。
ネイティブはミタ
こんばんは、川村です。
FCCの講師は知的レベルが高くベテラン揃い、そして私たち英語学習者がつまずきやすい箇所を熟知しています。
そんな彼らから挑戦状が叩きつけられました!
「I want to talk to other countries' people(外国の人達と話したい。)」
さて、この文章のどこがおかしいのでしょうか?
わたしたちは、日本語をそのまま英語に変換してしまいがち。ネイティブにとっては、違和感を感じる表現になってしまったり、伝わらなかったりするようです..._| ̄|○
答えは、後日お伝えします♪待ちきれないという方は、FCC掲示板の【Teacher's Tips】コーナーへ!
今回のフレーズは、講師達がよく耳にするそう。これを機にネイティブ表現を身につけちゃいましょ!
このTeacher's Tipsはシリーズ化しそうな予感♪
ネクタイの話。
こんばんは、平井です。
今日、講師達がなにかの話で盛り上がっていて、何の話だろうと思って聞いたら、「変わったネクタイの締め方だよ」と、Warren講師が↓の写真を見せてくれました。
eldredge (tie) knotという結び方だそうです!
すごいですね!
ネットで調べたら、結び方の解説を発見しました。
男性の皆様、このeye-catchingな結び方、ぜひ一度試してみられませんか♪
(ちなみに川村にやってもらったら、かな~~~~り細めで長いネクタイじゃないとできないみたいです^^;
他にはこんなものが。
(これはオシャレ!)
(どないなっとんねん)
knot=結び目ですが、tie the knotで結婚するという意味になるらしい!これが、tie a knotになると、単に結び目を作るという意味になるから、やはり冠詞は大事ですね。
ところで、Warren講師はFCCでも一、二を争うファッションコンシャスな講師なのですが、今日はこんな感じでチェック柄×チェック柄でした。
日本人でこういう組み合わせしている人はなかなかいませんね~
*英語ではチェック柄のことはplaid [plˈæd]
色々と勉強になった一日でした(^0^)
オススメ文庫情報をシェアしよう♪
こんにちは~平井です。
以前書いたこのブログ、覚えていらっしゃいますでしょうか?
↓↓
例の空耳ネタを、ようやっと講師達に試してみましたよ!(・∀・)b
▼以下の文章を私が日本語で言って、講師達が英語の文章として聞きとってくれるのか?という問題です
“Ah, hold me tight.”「阿呆みたい」
“It’s my tie.”「いつも会いたい」
“Wash your hands.”「わしゃ、変」
“Can you ski? “「巨乳好き?」
“(I) don’t understand.”「どなたさ~ん」
4人の講師に出題して、見事全員が答えられたのが "Can you ski?"だったという(=∀=)
しかも、日本語でどういう意味か教えたら、Stewart講師は大笑い(喜)、Warren講師は「でも大きいのがいいってもんじゃないんだ…」とかなんとか語りだし、、、(´ー`)
そんなこんなで新学期が始まった今週でしたが、ここから本題です。
以前ブログで書いたことがありますが、受講生のSさんが、昨年の9月末から「FCC文庫を一番下(赤色のラベル)のレベルから読み漁る」ということに挑戦されています!
↓こちらは、Sさんが読んだ本を記録されているシートです。新しく出てきた単語などを調べて書いているそうです。マメ~~
なんと昨日時点で179冊達成!!スゴイ!!それでも、まだ黄色(6段階中下から2つ目のレベル)で読めていない本があるとか。
Sさんの凄いところは、授業の無い日でも、お休みの日でも、FCCに本だけ読みに来て、その習慣を半年以上続けて来られていること。本当に頭が下がります(_ _ )
そんなSさんに半年間続けてきた効果を聞くと、「読むのが早くなった気がする」だそうですよ。
また、Sさんからいくつかオススメの本があるということだったので、急遽こんなノートを作ってみました♪
(オススメ FCC文庫 の順番で書けばよかった、、、こんなところに急ごしらえ感がただよってます)
↓中身はこんな感じです。FCC文庫の背表紙に貼っているシールの色別に分けています。
さっそくSさんにオススメの数冊を書いて頂きました☆ありがとうございます!
こちらのノートは、ロビーのテーブルに置いておきますので、ぜひみなさんも「この本面白かった!」などありましたら、ポジティブ・ネガティブどちらでも結構ですのでどんどん書き込んでいって下さいね^^ FCCには司書さんがいませんので、みんなで情報をシェアして借りる時の参考になればと思います。
尾籠なお話。。。(でも大事な時は大事。うん)
こんにちは、阿津坂です。
私、スタッフの定期健診の予約係なるものを担当しております。
なので、新年度が始まり、各レギュラー講師の定期健診の予約を聞いて回っていたのですが、
そこから話が、ひょんなことになり。
Kevin講師「あれ、飲むの嫌なんだよね~。あれ、なんて言うんだっけ?」
私「バリウムでしょ、バリウム[barium<bέəriəm> ベェアリアムに近い発音]。あ、そうだ、その後に飲む下剤だけど、英語でなんて言うの?」と質問。
Kevin講師「(すかさず)laxative<lǽksətiv>」
そこで、隣で聞いていたMarcus講師がブフッと漏れ笑い。
そんなにおかしかった?
そこから、いろいろ疑問が。
便秘や下痢が
便秘:constipation → 便秘している:I'm constipated.
下痢:diarrhea → 下痢している:I have [I've got] diarrhea.
という表現は知っていたのですが、「いや、こんな医学用語的なのは日常生活では言わないはず。もっとクダけた、普通の人がフツウによく使う表現があるはず!」と思ってKevin講師とMarcus講師に聞くと、やっぱりありました。
下痢に関しては、
I have the runs.
トイレに駆け込むこと[run]があるからrunsなのか、runny[液体が流れやすい:例)runny nose(鼻水が止まらない)]から来ているのか、でもなんとなく納得(笑)
便秘では、
I'm clogged up.
clogは「詰まる、詰まらせる」。それがupしている状態を指しているので、なんか言葉を聞くだけでも、いっぱい詰まってる感が、、、(笑)
おトイレに関する表現ってなかなか使わないけど、大事ですよね(^^;)
あと、日本語でも友達との飲み会に「この前、飲み会に出席したんだけど」とかあまり言わないのと同じように、英語圏でも日常生活では普段はクダけた表現を使うことが多いので、そういうのも積極的に取り入れるようにすると、良い感じのコナレた感が出ると思いますよ♪
今日から新学期!
こんばんは、阿津坂です。
桜が満開で(ちょっと散り始めてきたかな?)、陽気なお天気が気持ち良い季節になりましたね!
FCCでは、4月2日の今日から新学期がスタートしました!
皆さん、新しいクラスのご登録はお済みですか?
次はどの講師のレッスンを受講するのか? どんなクラスメートと一緒なのか?
ドキドキですね!
今学期は基本会話クラスのテキストが基礎1と上級クラス以外全て変わりますので、気持ちも一新するのではないでしょうか。
また、スラッシュリーディングという、英文を意味の固まりごとに分け、英文の順番通りに文頭から意味を取っていく読み方を推進しています。リーディングのクラスで説明書をお渡ししますので、ぜひスラッシュリーディングの方法を利用して英文を読んでいく練習をしてみてくださいね。英文を読むのがぐっと楽に速くなっていきますよ。
5月26日(土)には、スプリング・パーティを予定しています。詳細は後日お知らせいたしますが、たくさんのFCC受講生と知り合うのに絶好のこの機会。ぜひご参加ください♪